先日、こちらの本を読みました。
『ミ・ト・ン』文:小川糸 絵:平澤まりこ
隣国からの理不尽な扱いに耐え忍ぶ人びと。
今の世界も同じようなことが起きているのでは?と思いつつ。
私が最も惹かれたのは、慎み深く、実直に生きる人の姿。
暮らしは質素で「物質的な豊かさ」という概念は無く
自分と愛する家族には惜しみない愛情を注ぎ、
自分の置かれた立場に誇りを持って生きている。
だから自己顕示欲も強くないし、
人と比較して悲観したり、羨んだり妬みもない。
心が純粋でまっすぐで温かい。
今の私は、物質的なことや、金銭的なことで人を判断して
勝手に羨んだり、悔しがったり、僻んだりする。
それってばかばかしい感情だと理解しているけど、
とっさの反応で出てしまうことがよくある。
私の人生や今の環境、収入などは私独自の世界なのだから
人と比べても仕方ないのにね。
私には、
雨風しのげる家がある。
お腹を空かせることもなく毎日食事がとれる。
仕事があって、毎月お給料をいただける。
今の私が置かれている環境を慈しみ、
日々をつつがなく送ることに感謝の気持ちを忘れずにいれば
いつかは比較や羨望、僻みなんか消えるかな?
▽ いつも ありがとうございます。