20代の頃の私はそれはそれは他人の目を気にしていて、他人の意見に左右されていて、それでいて見栄っ張りで、他人と比べてばかり。。。
隙を許せないというか、「微妙な人」と思われるのが本当に屈辱的で怖かった。
すごく他人軸な生き方をしていた。
だから高価なブランド品やいい服を身に着けていれば「微妙な人」どころか、「すごく素敵な人」と思われるだろう、と完全に思い込んでいた。
その思い込み通りの物を買って身に着けても心はまったく満たされることはなく、自信も無いまま。
自分の一挙手一投足を振り返ってガッカリして自己嫌悪に陥って、そういうダメな自分を隠すことに必死。
常に何かに追い立てられているような感覚だった。
稼ぎのほとんどを、衣服や娯楽、遊興などに充てていて、生活を重んじてこなかった。
そして30代過ぎた頃には年収を上回る借金まで抱えた。
毎月やり繰りがキツくて、借金の返済もままならない、税金も滞納していた自分に心底失望した。
「私はやっぱりダメな人間。消えてしまいたい」
消えるなら、せめて家族の迷惑にならぬよう、身辺整理をしよう。
そこから、シンプルな暮らし・断捨離を始めるようになる。
不要な物を売り、売れたお金は生活費や借金返済に回し、雑多な物で溢れていた家の中をどんどん片付けていった。
不思議と心が身軽になり清々しさを覚えた。
そして「他人からどう見られようと、どう思われようと、私は私」と思えるようになった。
何より、借金も片付き、税金もすべて納めることができ、生活費に苦労しなくなった。
暮らしそのものを大事にするようになった。
自分軸で生きることが、こんなにも身軽だとは。
今、私は思う。
他人にどう思われるかを気にして生きて何になるの?
自分が自分を誇れる生き方・暮らしをしていけばいいじゃない!
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