
秋の夜長に、ゆっくりしながら本を読むのがたまらなく幸せです。
この頃は、戦中~戦後そして今を生きている女性の本を読むことが多く、1冊の本から多くの気づきや考え直すきっかけを与えてもらっています。
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第二次世界大戦の戦況が悪化の一途をたどっていき、人々は「人が死ぬのが当たり前」の感覚。
知人が亡くなっても涙も出ず「そう。あの人亡くなったの」で済まされていたそうです。
生活の場を焼き払われ焦土と化した街で、人々は身を寄せ合い、持っている食べ物を分け与えながら(ヤミ市も横行していましたが)、生活を立て直そうと歯を食いしばり、踏ん張ったのです。
その時代を過ごして今を生きる人たちは、みなこういいます。
「これ以上豊かにならなくてもいいんじゃない?」
「日本人は豊かさを手に入れたけど、大事なものを失った」
そのとおりだと思います。
もっと・もっとと欲しがるこころ。
作っては捨てるのサイクルが当然の今。
古いのはダメ、新しいのは素晴らしいの価値観。
たくさん持っていることが幸せの証。
そうして政府や企業は国民のこころの幸せより、物質的な豊かさを提示して欲を煽り、お金こそが正義だという価値観をつくりあげました。
私が読む本の著者である女性たちはみな「少ないもので、こころ豊かな暮らし」を地で実践されています。
様々な経験と確固たる価値観を持っているので、説得力も当然ながら、身につまされることもしばしばです。
ミニマリスト系の人が出しているたくさんの本より、彼女たちの本1冊の方が知恵や教えがたくさんあります。
1冊の本がもたらす知恵や教えに触れてみませんか?
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
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